三井住友銀行は全国に幅広く店舗網を展開し、多数のATMを設置しています。店舗では各種預金口座の開設や住宅ローンなどの相談ができ、ATMでは現金の引き出しや入金、振込などの基本的な取引が可能です。本記事では、三井住友銀行の店舗とATMの利用方法について詳しく解説するとともに、手数料や利用時間など、ATM利用の際の注意点についてもご紹介します。お近くの店舗の営業時間やATMの設置場所を事前に把握し、上手に三井住友銀行をご活用ください。
三井住友銀行の店舗を上手に活用する方法
三井住友銀行の店舗では、預金口座の開設や各種ローンの相談など、幅広い金融サービスを受けることができます。店舗の営業時間は通常、平日の9時から15時までですが、店舗によって若干異なる場合があるので事前の確認が必要です。窓口では、通常預金や定期預金、投資信託や外貨預金などの口座開設・運用相談が可能です。新規口座開設の際は、本人確認書類や印鑑などが必要となります。
店舗の営業時間と窓口サービス
通常預金口座の開設方法
通常預金口座は、店頭で必要事項を記入した申込用紙を提出し、本人確認書類の提示と届出印の捺印を行うことで開設できます。キャッシュカードの発行も申し込めます。開設後は、ATMでの入出金や振込、給与振込の受取りなどが可能になります。また、インターネットバンキングやテレホンバンキングのご契約も同時に行えば、店頭に行かずに残高照会や振込などの取引が可能となり便利です。
投資信託や外貨預金の相談窓口
店頭の資産運用相談窓口では、投資信託や外貨預金といった運用商品の購入・売却の手続きや、ポートフォリオに関する相談ができます。顧客の知識やニーズに合わせて、商品の特徴とリスクを丁寧に説明してくれるので、初心者でも安心です。投資信託は少額から購入でき、外貨預金は為替レートの変動を活用したい人に適しています。
住宅ローンなどの借入相談
住宅ローンの種類と特徴
三井住友銀行の住宅ローンには、変動金利型、固定金利型、混合型など様々な商品があります。変動金利型は金利の変動リスクがありますが、固定金利型に比べて当初の支払いが軽く、借入額が多くなる傾向にあります。固定金利型は金利変動の心配がない代わりに、当初の支払負担が大きくなります。混合型は固定金利期間と変動金利期間を組み合わせたもので、メリットとデメリットがミックスされています。
借入の申込方法と必要書類
住宅ローンは、物件情報や本人の収入証明書、勤務先の情報など、必要書類を揃えて店頭で申し込みます。審査の結果、借入額や金利、返済期間などが決定します。担保となる物件の評価や、借り主の返済能力の審査が行われるので、書類は漏れなく正確に準備することが大切です。場合によっては保証人が必要となることもあります。
三井住友銀行のATMでできる取引と手数料体系
三井住友銀行のATMでは、現金の引き出しや預入れ、振込、カードローンの利用など、様々な取引が可能です。店舗内ATMの営業時間は基本的に店舗に準じますが、店舗外ATMは24時間利用可能な場合が多いです。ただし、提携金融機関のATMを利用する際は手数料がかかるケースが大半で、引き出し手数料は108円から216円程度が一般的です。
現金引き出しと預入れ
現金引き出しの上限金額と手数料
三井住友銀行のキャッシュカードで同行ATMから引き出す場合、手数料は原則無料です。1日あたりの引き出し限度額は50万円まで。ただし、ATMの設置場所や利用時間帯によって、引き出し限度額が異なる場合があるので注意が必要です。平日の日中なら比較的高額の引き出しが可能ですが、深夜や休日は10万円程度に制限されるATMが多いです。
現金預入れの方法と注意点
現金の預入れも、ATMで簡単に行えます。封筒不要のATMでは、紙幣や硬貨を順次投入口に入れるだけで、即座に預金残高に反映されます。ただし、汚損した紙幣や硬貨の場合はATMで預入れできないことがあるので、窓口で対応してもらう必要があります。また、紙幣と硬貨は別々に預入れが必要な場合が多く、一度にたくさんの現金を預ける際は時間と手間がかかります。
振込と振替
振込手数料の体系
三井住友銀行では、窓口やATM、インターネットバンキングから振込ができます。振込の手数料は、同行あての振込は原則無料、他行あては3万円未満が216円、3万円以上が432円かかります。ただし、インターネットバンキングを利用すると、振込手数料が割安になるメリットがあります。月に何度も振込をするなら、インターネットバンキングの利用がおすすめです。
三井住友銀行あて振込の振替扱い
三井住友銀行の口座あてに振り込む場合、窓口やATMを利用すると、振込ではなく振替扱いとなります。振替は原則無料で、リアルタイムに資金移動が完了するのが特徴です。また、振替上限金額の設定が比較的高めなので、高額の資金移動にも適しています。ただし、振替には振込のような振込先口座名義人の確認作業がないため、誤入金のリスクには注意が必要です。
カードローンの利用
カードローン利用時の手数料
三井住友銀行のカードローンは、キャッシュカードがそのままローンカードとして利用できる便利なサービスです。ただし、借入利率は年14%~15%程度と高めなので、利用の際は計画的に返済することが大切です。ATMでカードローンを利用する際は、借入額に応じて54円~216円の手数料がかかります。無理のない借入額を心がけ、手数料負担を少しでも減らすよう工夫しましょう。
返済方法の種類
カードローンの返済方法には、約定返済と随時返済の2種類があります。約定返済は、毎月決まった返済日に一定額を返済する方法で、計画的に完済を目指せます。一方、随時返済は利用残高に応じていつでも返済ができる方法で、臨時収入があった時などに負担を減らせるメリットがあります。ただし、計画的な返済を怠ると、いつまでも完済できない可能性があるので注意が必要です。
平日と土日祝日のATM利用時間の違い
三井住友銀行のATMの利用可能時間は、設置場所によって異なります。店舗内ATMは原則として店舗の営業時間内のみ利用でき、店舗外ATMは24時間365日利用できるところが多いです。ただし、一部店舗外ATMでも平日と土日祝日で営業時間が異なるケースがあるので、事前の確認が必要です。また、12月31日〜1月3日の年末年始は、多くのATMが休止または営業時間短縮となります。
平日のATM利用時間
店舗内ATMの利用時間
店舗内ATMは、平日の店舗営業時間内のみ利用可能です。多くの店舗で平日の営業時間は9時~15時ですが、店舗によって30分~1時間程度の差異があります。店舗内ATMを利用する際は、各店舗の営業時間を事前に確認しておくことが大切です。営業時間内でも、店舗の混雑状況によっては利用を制限される場合があるので注意が必要です。
店舗外ATMの利用時間
店舗外ATMの多くは、平日は24時間利用可能です。ただし、ATMによっては平日の深夜(23時~翌7時ごろ)は一時利用を休止するところもあります。コンビニエンスストアや駅構内のATMは比較的利用時間の制限が少ないですが、利用手数料は店舗内ATMよりも割高になる傾向があります。
土日祝日のATM利用時間
一部ATMで営業時間が異なる場合あり
土日祝日は、店舗内ATMの営業時間が平日より短くなるケースが多いです。一部店舗では土日祝日も平日と同じ営業時間のところもありますが、多くは営業時間が数時間短縮されます。また、店舗外ATMの中には、土日祝日は深夜の利用を休止するところもあるので、利用前にATM設置場所の営業時間を確認しておくことが大切です。
12月31日〜1月3日のATM営業時間
年末年始は多くの店舗とATMで営業時間が変更になります。12月31日は通常の土曜日扱いのことが多いですが、1月1日~3日は休業または営業時間短縮となるATMが大半を占めます。正月三が日のATM利用は、事前に営業時間を確認し、必要な現金を早めに引き出しておくのがおすすめです。
三井住友銀行のATMで提携金融機関のカードを使う際の注意点
三井住友銀行のATMでは、提携している他金融機関のキャッシュカードも利用できます。代表的な提携先としては、セブン銀行やイーネット ATMがあります。ただし、提携ATMを利用する際は手数料がかかるケースが多く、一部取引では利用そのものに制限がある点に注意が必要です。事前に提携ATMごとの手数料体系を把握し、賢く利用するようにしましょう。
セブン銀行ATMでの利用
セブン銀行ATMの手数料体系
セブン銀行ATMで三井住友銀行のキャッシュカードを利用する際の手数料は、平日の日中(8:45~18:00)なら108円、左記以外の時間帯なら216円かかります。ただし、一部の高額預金者やVIPステータスの人は、時間帯を問わず手数料が無料または割引になる特典があります。キャッシュカード発行時に特典の有無を確認しておくと良いでしょう。
一部取引に制限あり
セブン銀行ATMでは、残高照会や入出金、振込などの基本的な取引は可能ですが、一部取引は利用できません。例えば、カードローンの新規借入やローン返済、海外キャッシュサービスなどは取り扱っていないので注意が必要です。海外発行のクレジットカードでキャッシング目的の利用もできません。利用前に利用可能サービスの範囲を確認しておきましょう。
イーネットATMでの利用
イーネットATMの手数料体系
コンビニエンスストアに多く設置されているイーネットATMも、三井住友銀行と提携しています。手数料は平日日中(9:00~18:00)なら108円、左記以外の時間帯は216円とセブン銀行とほぼ同じ料金体系です。無料引き出しの特典があるゴールドカード以上のステータスがあれば、イーネットATMも無料で利用可能です。
利用可能な取引の種類
イーネットATMでは、基本的な預金の引き出しや残高照会に加え、カードローンの借入・返済、デビットカードを使った預金引き落としなども利用可能です。ただし、イーネットATMから三井住友銀行あての振込はできないので、同行への送金が必要な場合は、三井住友銀行のATMを利用する必要があります。
三井住友銀行の店舗とATM以外のサービス
三井住友銀行では、店舗やATMのサービス以外にも、インターネットバンキングやテレホンバンキング、外貨宅配サービスなど、利便性の高いサービスを提供しています。インターネットバンキングは24時間365日利用可能で、振込や振替、定期預金作成などの多彩なサービスが利用できます。テレホンバンキングは電話でも同様のサービスが受けられる便利なシステムです。
インターネットバンキング
開設方法とセキュリティ対策
インターネットバンキングの利用には、事前の申込みと暗証番号などの登録が必要です。店頭やインターネット上で必要事項を入力し、本人確認資料を提出することで申込み手続きが完了します。セキュリティ対策としては、ログインパスワードを定期的に変更したり、不正送金対策ソフトをインストールするのが基本です。
三井住友銀行の店舗を上手に活用する方法
三井住友銀行の店舗では、預金口座の開設から住宅ローンの相談まで、幅広い金融サービスを利用することができます。店舗の営業時間は通常、平日の9時から15時までとなっていますが、一部店舗では午後5時まで窓口対応を行っています。新規口座開設の場合、本人確認書類と印鑑が必要となりますので、事前の準備が大切です。また、投資信託や外貨預金など運用商品の相談は予約制となっている店舗が多いため、事前に問い合わせのうえお越しいただくのがおすすめです。住宅ローンについては、変動金利型や固定金利選択型など、多彩な商品ラインナップを取り揃えています。まずは店頭で借入条件や必要書類についてご相談いただき、具体的な申込手続きに進むとスムーズです。店舗スタッフが丁寧にサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
店舗の営業時間と窓口サービス
三井住友銀行の店舗では、平日9時から15時まで、預金口座の開設や各種ローンのお申込み、投資信託などの運用相談など、様々な窓口サービスをご利用いただけます。店舗によっては15時以降も夜間窓口を設けているところがあり、平日昼間に来店が難しいお客様の需要に応えています。窓口の混雑状況は時間帯によって異なりますが、昼休み時間帯は比較的空いているので、お待ち時間を少なくしたい方におすすめです。また、新型コロナウイルスの感染予防対策として、店舗入口での手指消毒や飛沫防止パネルの設置、窓口スタッフのマスク着用、定期的な室内換気なども実施しております。ご来店の際は、マスクの着用など、ご協力をお願いいたします。
通常預金口座の開設方法
三井住友銀行の通常預金口座は、店頭での申込が基本となります。必要書類は、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)と印鑑で、口座開設時にその場で情報を登録いたします。まずは「新規口座開設申込書」に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを添付して提出。キャッシュカードの発行を希望される場合は、「キャッシュカード発行申込書」にも必要事項を記入します。申込内容に問題がなければ、その場で通帳とキャッシュカードをお渡しいたします。また、給与振込や公共料金の自動引落しなどもその場で申込可能です。口座開設は原則無料ですが、一部の総合口座や特殊な口座では、月額の口座維持手数料がかかる場合があります。
投資信託や外貨預金の相談窓口
三井住友銀行では、投資信託や外貨預金などの運用商品を数多く取り扱っています。これらの商品は店頭窓口で購入することが可能ですが、事前の予約をおすすめします。各店舗に専門スタッフが在籍しているものの、人数に限りがあるためです。運用相談は1回あたり30分から1時間程度を目安としており、お客様の運用目的やリスク許容度、資金量などを踏まえたうえで、最適な商品の提案を行います。投資信託の場合、購入時手数料は基本無料ですが、信託報酬として一定の運用コストがかかります。外貨預金は、為替手数料が必要になるケースが多いです。これらの手数料体系についても、窓口スタッフが丁寧に説明いたしますので、ご不明な点があれば遠慮なくご質問ください。
住宅ローンなどの借入相談
三井住友銀行では、住宅ローンをはじめ、マイカーローンや教育ローンなど、様々な目的のご融資に応じています。中でも住宅ローンは、銀行の主力商品の一つです。住宅の新築やマンション購入、中古物件の取得など、物件の種類を問わずご利用いただけます。変動金利型の「SMBCホームローン」と、固定金利特約型の「SMBCパーソナルローン」の2種類を主力商品として取り扱っています。また、上限1000万円までの借入であれば、専業主婦の方でもお申込みが可能な「SMBCダイレクトローン」もございます。審査の際は、安定した収入やお勤め先の業種、勤続年数などを重視しています。そのほか、団体信用生命保険や火災保険(損害保険)への加入、物件の担保徴求など、審査時の着眼点は多岐にわたります。
住宅ローンの種類と特徴
三井住友銀行の住宅ローンには、変動金利型の「SMBCホームローン」と固定金利特約型の「SMBCパーソナルローン」があります。いずれも借入金額は最高1億円、最長35年の借入期間となっています。SMBCホームローンは、原則として金利が6ヶ月ごとに見直される変動金利型ですが、当初5年間は優遇金利が適用されるため、実質的に固定金利と同等のメリットを享受できます。一方、SMBCパーソナルローンは、2年・3年・5年・10年の固定金利特約期間を設定でき、金利上昇リスクを回避したい方におすすめです。ただし固定金利期間が長いほど適用金利は高くなる傾向にあります。借入金利は、それぞれお客様の信用力に応じて決定いたします。また、子育て世帯や環境配慮型物件の購入など、一部の条件を満たした場合、金利を引き下げる特典もございます。
借入の申込方法と必要書類
住宅ローンのお申込みは、口座開設と同様に店頭での手続きが基本となります。事前にインターネットから仮審査申込を行い、借入可能額の目安を把握しておくのも一つの方法です。必要書類は、本人確認書類、所得証明書(住民税決定通知書、源泉徴収票、納税証明書など)、勤務先の在職証明書、物件資料(売買契約書、登記簿謄本、建物図面など)、住民票、健康保険証のコピーなどです。ご自身での用意が難しい書類については、銀行側で用意するものもありますので、ご相談ください。審査期間は通常1週間から2週間ほどで、審査結果が届き次第、正式契約の手続きに入ります。ご契約時に収入印紙の添付が必要な場合がありますので、ご注意ください。手続き完了後、物件の購入代金をお客様の口座にお振込いたします。
三井住友銀行のATMでできる取引と手数料体系
三井住友銀行のATMでは、現金の引き出しや預入れ、振込、残高照会など、日常的な銀行取引のほとんどが可能です。平日の日中であれば、時間外手数料もかからず、ATMを使った取引はたいへん便利です。一方、平日夜間(18時以降)や土日祝日は、時間外手数料が必要となる取引があります。手数料は、引き出しや預入れ、振込などの取引の種類や、利用する曜日、時間帯によって異なります。手数料体系を理解して、賢くATMを活用したいものです。また、一部の店舗外ATMでは、三井住友銀行以外の提携金融機関のキャッシュカードも利用できます。セブン銀行やイーネットのATMがその代表例です。ただし、手数料体系や利用限度額が異なる場合がありますので、事前の確認が必要です。
現金引き出しと預入れ
三井住友銀行のATMを使った現金の引き出しと預入れは、平日8時45分から18時までであれば手数料無料です(一部店舗外ATMを除く)。ただし、1日あたりの引き出し限度額は、キャッシュカードの種類や利用するATMによって異なります。例えば、普通預金口座のキャッシュカードで店舗内ATMを利用する場合、1日50万円までの引き出しが可能ですが、バーチャルカードでの引き出しは10万円までといった具合です。一方、預入れの上限金額は設定されていないので、いくらでも入金することができます。ただし、1回の取引での預入れ枚数は、硬貨・紙幣ともに500枚が上限となっています。海外発行のキャッシュカードでも、国内ATMでの預入れが可能な点も便利です。
現金引き出しの上限金額と手数料
三井住友銀行のATMで現金を引き出す際の1日あたり上限金額は、キャッシュカードの種類によって以下のように定められています。
・普通預金口座、貯蓄預金口座、カードローン専用口座のキャッシュカード:50万円
・SMBCデビットのキャッシュカード:100万円
・バーチャルデビットカード:10万円(チャージ上限額に依存)
なお、店舗外ATMでは、これらの上限額の範囲内で、ATMごとの引き出し限度額が別途定められている場合があります。手数料は平日日中なら基本的に無料ですが、平日18時以降と土日祝日は時間外手数料がかかります。具体的な手数料は以下の通りです。
・平日8時45分〜18時:無料
・平日18時〜21時、土曜9時〜14時:110円
・平日21時〜翌8時45分、土曜14時〜翌9時、日曜・祝日:220円
現金預入れの方法と注意点
三井住友銀行のATMに現金を預入れる際は、硬貨・紙幣ともに1回に500枚を上限として入金することができます。まず、ATMの取引メニューから「お預入れ」を選択し、キャッシュカードを挿入。暗証番号を入力したら、預入れ口に硬貨・紙幣を入れていきます。現金の計数が完了したら、預入れ金額を確認して「確定」ボタンを押せば、預入れ手続きは完了です。明細票はその場で発行されます。ただし、汚損した紙幣や硬貨、折れ曲がった紙幣などは、ATMで預入れできない場合があります。硬貨は必ず種類別に仕分けして預入れる必要があります。紙幣と一緒に入れると、エラーとなって取引が中断される恐れがあるので注意しましょう。現金の取り忘れにも十分ご注意を。
振込と振替
三井住友銀行のATMを使えば、窓口を介さずに振込や振替の手続きを行うことができ、たいへん便利です。ここでいう「振込」とは、三井住友銀行から他の金融機関へ送金することを指しますが、「振替」とは三井住友銀行内の口座間の資金移動を意味します。したがって、振込には手数料が必要になる一方、振替は原則無料で利用できます(一部例外あり)。また、振込には通常振込とグループ振込の2種類があります。通常振込は、登録された振込先に最大100万円まで送金できます。一方のグループ振込は、三井住友フィナンシャルグループ企業間の送金で、別途契約が必要になる代わりに、振込手数料が通常振込より割安になります。振込の操作は、ATMの画面の案内に従って必要項目を入力していけば、簡単に完了します。
振込手数料の体系
三井住友銀行ATMでの振込手数料は、以下のように定められています。
<通常振込>
・3万円未満:220円
・3万円以上10万円未満:440円
・10万円以上50万円未満:660円
・50万円以上100万円以下:880円
<グループ振込>
・10万円未満:220円
・10万円以上50万円未満:330円
・50万円以上100万円以下:440円
いずれの場合も、振込の実行時に、振込金額とは別に手数料分の残高が口座に必要となります。手数料は曜日・時間帯を問わず一律です。ただし、ATMの設置店舗やコンビニATMでは、別途時間外手数料が上乗せされる場合がありますのでご注意ください。
三井住友銀行あて振込の振替扱い
三井住友銀行の口座から同行の別の口座に送金する場合、振込ではなく「振替」の扱いとなります。したがって、原則無料で資金移動が可能です。振替にはATMの「お振替」メニューから行う方法と、同一口座内での資金移動の意味で使われる「口座振替」の2通りがあります。口座振替は定期預金作成時の資金移動などで使われます。また、振替上限金額は、キャッシュカードの1日あたりの引き出し限度額と同じ扱いとなります。ただし、一部のATMでは、振替専用のカードを使うことで、さらに高い上限金額を設定できる場合があります。振替はリアルタイムで処理されるため、ATM画面に即時反映されるのも特徴です。ただし、受取口座の名義人確認はできないため、送金ミスには十分ご注意ください。
カードローンの利用
三井住友銀行のキャッシュカードをお持ちの方は、同行のカードローン専用口座を設定することで、ATMからいつでも簡単にご融資を受けることができます。審査には多少お時間をいただきますが、ご契約後は24時間365日ご利用いただけます。また、普通預金キャッシュカードとの一体型となるため、通常のATM取引と同じ要領でカードローンの借入・返済が可能です。借入限度額は10万円〜500万円で、ご利用時はATM画面のメニューから「キャッシング」または「カードローン」を選択します。借入時の手数料は、借入金額によって以下のように定められています。
・1万円以上10万円以下:110円
・10万円超20万円以下:220円
・20万円超:550円
カードローン利用時の手数料
上記の通り、カードローンの借入時には所定の手数料がかかります。この手数料は借入の都度発生し、借入金額によって金額が異なります。返済時の手数料は不要です。また、借入利率は年1.9%〜14.5%で、お客様の属性やご契約内容によって決定します。なお、ATMでの借入手数料とは別に、口座の維持管理費用として、毎月220円の口座管理手数料が必要となります。ただし、前月1日から当月末日までに100万円以上ご利用いただいた月は、翌月分の手数料が無料となる特典があります。限度額いっぱいまでご利用にならず、計画的な借入・返済を心がけることが賢明でしょう。
返済方法の種類
カードローンの返済方法には、任意返済と約定返済の2種類があります。任意返済は文字通り、ATMで随時返済する方法です。資金繰りに合わせて返済日や返済金額を設定できるのが魅力ですが、最終返済期限までに借入金全額を返済しなければなりません。これに対し、約定返済は事前に返済日を設定し、毎月一定額を自動的に返済する方法です。こちらは最終期限を気にする必要はありませんが、臨時の返済を希望する際は、その都度手続きが必要となります。また、約定返済には定率リボルビング方式と元利定額方式の2種類がありますので、ライフスタイルに合わせてご選択ください。なお約定返済を利用中でも、ATMから任意の金額を随時返済することは可能です。
平日と土日祝日のATM利用時間の違い
三井住友銀行のATMは、基本的に平日・土日祝日を通して利用できますが、設置場所や曜日、時間帯によって、利用時間や利用可能なサービスが異なります。とりわけ平日日中と、平日夜間・土日祝日ではATM利用手数料に大きな違いがあり、上手に利用しないとコストが嵩んでしまう恐れがあります。手数料を低く抑えつつ、いつでも必要な資金を引き出せるよう、周辺のATM事情をよく把握しておくことが大切です。また、年末年始や連休中など、一時的にATMが停止したり、営業時間が変更になる場合もありますので、出かける前にご確認いただくのが賢明です。三井住友銀行の各店舗やコールセンター、公式サイトなどで情報提供を行っています。
平日のATM利用時間
平日の三井住友銀行ATMは、支店の営業時間とほぼ連動しています。つまり、多くの店舗内ATMでは平日9時から15時までが無料でサービスを受けられる時間帯ということになります。ただし、支店外などに設置された無人出張所のATMの中には、平日の早朝から夜9時ころまで利用手数料が発生しないケースもあります。一方、平日の夜間は基本的に有料となります。手数料は18時以降になると発生し、21時以降はさらに割高になる仕組みです。くれぐれも忘れずに引き出しをしておかないと、手数料の負担が大きくなってしまうので注意が必要です。ごく一部の店舗内ATMでは、平日夜間であっても店番による時間外手数料免除サービスを実施しているところがあります。事前にご利用店舗に確認しておくと安心です。
店舗内ATMの利用時間
店舗内ATMは原則として、平日の店舗営業時間内のみの稼働となります。上述の通り、多くの店舗で平日9時から15時までは無料で利用でき、土日祝日と平日夜間は有料となります。ただし、一部店舗では平日15時以降も夜6時ころまで店番によるサービスを行っているため、その間は無料で利用できるケースがあります。一方、ごく一部の店舗では、平日でも昼休み(12時〜13時など)に一時的にATMサービスを休止しているところがあります。広い店舗では複数台のATMが設置され、休止時間をずらすことで誰でもいつでも利用できるよう工夫されています。各店舗の利用時間・手数料などの詳細は、ホームページや店頭の掲示物で事前に確認しておくとよいでしょう。
店舗外ATMの利用時間
三井住友銀行の店舗外ATM、いわゆる無人店舗は、駅の改札付近や商業施設、病院、金融機関同士の共同出張所など、様々な場所に設置されています。これらのATMの多くは、地域の利用者のニーズに合わせて、平日日中は無料、夜間と土日祝日は有料といった料金体系を採用しています。中には終日無料の設置箇所もありますが、総じて夜9時から翌朝8時45分までは割高の手数料設定となっているのが特徴です。手数料を抑えて利用したい方は、立ち寄る店舗のATM事情をあらかじめ確認しておくのがおすすめです。一方、コンビニやスーパーマーケットに設置されたATMでは、顧客の利便性を重視し、深夜でも割安または無料で利用できるケースがあります。ただし、設置店舗の営業時間に依存するため、24時間営業でない場合は深夜・早朝の利用ができないこともありますので注意が必要です。
土日祝日のATM利用時間
土日祝日の三井住友銀行ATMについても、基本的には店舗内外で設置形態によって利用時間が異なります。店舗内ATMでは土曜日の営業時間が平日より短い傾向にあり、日曜・祝日は原則として終日休止となります。ごく一部の店舗では日曜も営業し、その間はATMも稼働していますが、いずれも有料での利用となります。手数料は平日夜間と同様の設定で、店舗外ATMではさらに割高になるのが一般的です。ただし、一部の無人店舗では平日と同じ時間帯の手数料を土日にも適用しているケースもあります。コンビニなど、提携先のATMを土日に利用する際の手数料は、設置店舗によって様々です。いずれにせよ、手数料を意識しつつ、必要なタイミングで上手に利用したいものです。
一部ATMで営業時間が異なる場合あり
三井住友銀行では、ATMごとに設置店舗の状況に合わせて、きめ細かな営業時間・手数料設定を行っています。中でも、駅や商業施設など利用客の多い立地では、通常よりも長い時間帯の営業を行っているケースがあります。例えば、都内の某駅前の無人店舗では、土日も平日と同じ手数料体系で夜9時まで営業。別の駅構内の店舗ATMでは、土曜の早朝6時から夜10時まで無料としているケースもあります。また、一部の大学や病院などに設置されたATMでは、土日であっても無料で利用できる時間帯が設けられていることもあります。平日の利用が難しい方にとっては、こうした店舗のATMが心強い味方となるはずです。情報収集を欠かさず、賢くATMを活用したいものです。
12月31日〜1月3日のATM営業時間
年末年始は、多くの企業が休業するためATMの稼働時間も大幅に制限されます。三井住友銀行の場合、12月31日は通常の平日と同様の営業時間となっている店舗が多いものの、1月1日〜3日は原則休止となります。店舗外ATMも基本的に運休しますが、一部の無人店舗では元日から営業を再開するところもあります。ただし、手数料は終日高めの設定となっているのが一般的です。年末年始のATM事情は地域や設置店舗によって大きく異なりますので、外出前に周辺のATM稼働状況をご確認いただくのがおすすめです。年末は現金需要が高まることから、ATMの臨時休止や手数料の変更などにご注意ください。12月と1月の年末年始期間の休日手数料は、日曜・祝日と同じ設定になることが多いです。計画的なお金の引き出しを心がけましょう。
三井住友銀行のATMで提携金融機関のカードを使う際の注意点
三井住友銀行のATMでは、同行の発行したキャッシュカード以外にも、国内の各金融機関のカードで現金の引き出しと残高照会が可能となっています。中でもセブン銀行やイーネットのATMとの提携サービスが充実しており、これらのATMであれば24時間365日いつでも現金を引き出せます。各ATMの設置場所や利用手数料はサービスごとに異なりますので、事前に利用したいATMの情報をチェックしておくことが大切です。また、一部の提携ATMでは利用できるサービスに制限が設けられている場合もありますので、くれぐれもご注意ください。海外で発行されたキャッシュカードについては、国内の一部提携ATMでも利用可能となっています。ただし、手数料は割高になりますのでご留意ください。
セブン銀行ATMでの利用
コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンに設置されているセブン銀行のATMでは、国内の多くの金融機関のキャッシュカードが利用可能です。三井住友銀行もセブン銀行と提携しており、同行のキャッシュカードでの出金・残高照会サービスを提供しています。セブン銀行ATMは全国に2万6000台以上設置され、そのほとんどが24時間365日稼働しているため、早朝や深夜、休日のご利用にも便利です。店舗に立ち寄った際に使える点は魅力と言えるでしょう。一方、手数料は110円〜220円とやや高めの設定となっています。計画的な利用を心がけることで、手数料負担を抑えることができます。なお、セブン銀行では振込サービスの取り扱いがありませんのでご注意ください。
セブン銀行ATMの手数料体系
セブン銀行ATMで三井住友銀行のキャッシュカードを利用した際の手数料は、以下の通りです。
・平日8時45分〜18時:110円
・平日18時〜21時、土曜9時〜14時:110円
・平日21時〜翌8時45分、土曜14時〜翌9時、日曜・祝日:220円
手数料体系は三井住友銀行の店舗外ATMとほぼ同じですが、日曜・祝日
の手数料が終日220円と、若干割高になっている点がポイントです。ただし、一部の上位カード(ゴールドカードなど)では、平日日中(8時45分〜18時)の手数料が無料となる特典が付帯している場合があります。該当するカードをお持ちの方は、積極的にセブン銀行ATMを活用するのもよいかもしれません。いずれにせよ、深夜や休日の利用は手数料負担が大きくなるため、買い物のついでに平日日中のATM利用を習慣づけることがおすすめです。
一部取引に制限あり
三井住友銀行とセブン銀行ATMの提携サービスでは、残高照会と引き出しのみが可能で、預入れや振込などには対応していません。ご利用の際はこの点にご注意ください。また、1日あたりの引き出し限度額は、三井住友銀行の店舗内ATMと同じ設定となっています。原則として、普通預金キャッシュカードなら50万円まで引き出せますが、カードの種類によって上限金額が異なる場合もあります。海外発行のキャッシュカードについても一部利用可能ですが、引き出し限度額は1日10万円までと設定されています。このほか、キャッシュカードに印字された有効期限が切れている場合や、暗証番号を連続して誤入力した場合などは取引を中止させていただくこともありますので、くれぐれもご注意ください。
イーネットATMでの利用
イーネットは、シティバンク銀行、auじぶん銀行、ローソンバンクなどの金融機関が共同で運営するATMネットワークです。全国のコンビニやスーパーマーケット、ショッピングモールなど、約1万2000台のATMを展開しており、そのすべてが三井住友銀行と提携しています。イーネットATMでは原則として24時間365日利用可能で、セブン銀行と同様、残高照会と引き出しのサービスが受けられます。手数料体系もセブン銀行とほぼ同じで、平日日中の利用が割安となっています。身近な場所にイーネットATMがある方は、上手に使い分けることで手数料の節約につなげられそうです。国内の主要な金融機関のキャッシュカードに幅広く対応している点も魅力と言えるでしょう。
イーネットATMの手数料体系
イーネットATMにおける三井住友銀行キャッシュカードの利用手数料は以下の通りです。
・平日8時45分〜18時:110円
・平日18時〜21時、土曜9時〜14時:110円
・平日21時〜翌8時45分、土曜14時〜翌9時、日曜・祝日:220円
上記の通り、曜日や時間帯ごとの手数料設定は、セブン銀行ATMとまったく同じとなっています。深夜や休日の割高な手数料設定を避けるためには、可能な限り平日日中の利用を心がけたいものです。なお、イーネットATMでも一部の優遇カードでは、時間帯を問わず出金手数料が無料になるサービスを提供しています。対象カードをお持ちの方はぜひ活用したいメリットだと言えるでしょう。ただし、手数料無料の特典が適用される引き出し金額には上限が設けられている場合が多いので、この点は事前に確認が必要です。
利用可能な取引の種類
イーネットATMにおける三井住友銀行との提携サービスでは、残高照会と引き出しが可能となっています。三井住友銀行本体のサービスと同じく、預入れや振込などの取り扱いはありませんのでご注意ください。また、1日あたりおよび1回あたりの引き出し限度額は、キャッシュカードの種類によって異なります。上限金額はカード券面でご確認いただけます。このほか、磁気不良や有効期限切れ、暗証番号の誤入力によって、ATM取引ができない場合もあります。カードは丁寧に取り扱い、有効期限の更新とともに暗証番号を定期的に変更するのが賢明です。海外発行カードの利用限度額や手数料などの条件は、発行元金融機関によって異なりますのでご注意ください。
三井住友銀行の店舗とATM以外のサービス
三井住友銀行では、店舗やATMのほかにも、インターネットバンキングやモバイルバンキングなど、さまざまな非対面チャネルのサービスを展開しています。ここでは、インターネットバンキングとテレホンバンキング、それに外貨宅配サービスの概要をご紹介しましょう。正直なところ、これらのサービスを利用すれば、日常的な銀行取引の大半は自宅に居ながらにしてこなせるようになります。店舗での手続きが必要なケースを除けば、時間と場所を選ばずバンキングが可能という点は、大きな魅力だと言えるでしょう。ただし、セキュリティ対策は万全にする必要があります。換金性の高い金融商品の場合、いったん被害に遭うと取り返しがつかなくなるリスクもあるからです。便利さを享受しつつ、リスクにも備えた利用を心がけたいものです。
インターネットバンキング
三井住友銀行の個人向けインターネットバンキング「SMBCダイレクト」は、残高照会をはじめ、振込・振替、定期預金作成、投資信託取引など、さまざまな取引を24時間365日いつでも利用できるサービスです。ブラウザ版とスマートフォンアプリ版が提供されており、スマートフォン版ではワンタイムパスワードによる不正送金対策も行われています。利用手数料は月額無料で、インターネット回線とパソコンまたはスマートフォンがあれば、どなたでも簡単に始められます。振込手数料も窓口やATMに比べて割安となっている点は魅力と言えるでしょう。生体認証による不正ログイン対策や、ウイルス対策ソフトの導入など、利用者側でもセキュリティ対策を行うことが重要です。
開設方法とセキュリティ対策
インターネットバンキングの利用申込みはWebサイトから行います。キャッシュカードをお持ちの場合は、カード券面に記載された「申込用パスワード」を入力することで、即座に利用を開始できます。キャッシュカードをお持ちでない場合は、本人確認書類を添付のうえ申込書を郵送し、取引開始のためのIDとパスワードの交付を受けます。いずれの場合も、初回ログイン時にパスワードの変更が必要となります。ログインパスワードは定期的に変更し、誕生日や電話番号など、第三者に推測されやすいものは避けましょう。このほか、フィッシング詐欺対策として、SMBCダイレクトの正規サイトにはセキュリティ証明書が導入されています。URLが「https://」から始まることをご確認ください。また、スマートフォン版の場合は指紋認証などの生体認証を活用し、なりすましによる不正ログインを防ぐことも大切です。
インターネットバンキングでできる取引
インターネットバンキングでは以下のような取引が可能です。
・残高照会、入出金明細照会
・振込、振替、定期預金作成・解約
・住所や電話番号などの登録内容変更
・キャッシュカード紛失時の利用停止
・投資信託の取引、外貨預金の取引
・公共料金の自動引落とし申込み
このほか、住宅ローンの一部繰上返済や、クレジットカードのご利用明細照会なども、インターネットバンキングから申込みいただけます。振込の場合、窓口やATMに比べて手数料が割安なのも魅力です。3万円未満の振込手数料は、窓口では330円、ATMでは216円かかりますが、インターネットバンキングなら54円で利用可能。頻繁に振込をする方にとって、大きなメリットとなるはずです。各種料金の引き落としをインターネットバンキングで申し込めば、口座振替依頼書を記入・郵送する手間も省けます。普段使いの銀行取引は、ぜひインターネットバンキングを活用したいサービスだと言えるでしょう。
テレホンバンキング
三井住友銀行では通話料無料の自動音声応答サービス「SMBCテレホンバンキング」を提供しています。事前に申込みが必要ですが、最寄りの支店に電話で依頼するだけで利用を開始できます。専用のダイヤル番号に電話をかけ、ガイダンスに従って取引を選択していきます。振込や振替、定期預金の作成・解約、残高照会など、インターネットバンキングとほぼ同等の取引が可能です。インターネット環境のない方や、パソコン・スマートフォンの操作が苦手な方にとって、たいへん便利なサービスだと言えるでしょう。また、自動音声応答では対応できない取引については、オペレーターによる対応も行っています。インターネットバンキングに抵抗のある方は、ぜひテレホンバンキングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
利用方法と認証方式
テレホンバンキングのご利用には、事前の口座登録とサービス利用口座の届出が必要となります。キャッシュカードをお持ちであれば最寄りの支店やATMからも申込みが可能です。初回利用登録時にご希望の暗証番号を登録いただきます。実際のご利用に際しては、登録した電話番号から専用のダイヤル番号「0120-254-721」(通話料無料)に電話をかけ、ガイダンスに従って暗証番号を入力します。音声ガイダンスの案内に沿って、取引内容をプッシュボタンで選択していきます。また、振込などの資金移動取引の際は、第2暗証番号(4桁)の入力が必要です。暗証番号は定期的に変更するのが望ましいですが、インターネットバンキングとは別の番号を設定するのがセキュリティ上有効です。
テレホンバンキングのメリット
テレホンバンキングのメリットとしては、何よりもインターネット環境を必要としない点が挙げられます。固定電話からの利用が可能なため、高齢者の方などパソコンやスマートフォンにあまり馴染みのない層にとって、利便性が高いサービスだと言えるでしょう。また、利用時間は平日の9時から21時までと、窓口営業時間に縛られない点も魅力です。自宅から専用ダイヤルに電話をかけるだけで、振込や振替、残高照会などの基本的な取引のほとんどが可能となります。操作方法についても、音声ガイダンスが丁寧に案内してくれるので、機械操作が苦手な方でも安心です。このほか、振込手数料も窓口やATMと比べて割安となっています。利用頻度の高い方にとっては、手数料の節約にもつながるでしょう。24時間365日いつでもお取引が可能な点を除けば、インターネットバンキングと同等の利便性が得られるサービスだと言えます。
外貨宅配サービス
三井住友銀行では、日本円を外貨現金に両替して自宅まで届ける「外貨宅配サービス」を提供しています。海外旅行の際などに余分な手間をかけずに外貨を準備できる、たいへん便利なサービスです。宅配を希望する外貨の金額や通貨の種類、受取日などをWebサイトから指定すれば、最短4営業日程度で外貨が自宅に届きます。両替レートは三井住友銀行の店頭レートが適用され、送料や手数料は無料です。1回あたりの申込金額は10万円以上100万円以下で、1万通貨単位での注文が可能となっています。海外出張や留学など、多額の外貨が必要になる機会にぜひご活用いただきたいサービスです。空港などで両替する場合に比べ、格段に有利なレートで外貨を入手できるのも大きな魅力だと言えるでしょう。
外貨宅配の申込方法
外貨宅配サービスは、Webサイトからのお
申込みとなります。まずは三井住友銀行の口座をお持ちの方に限り、専用のWebサイトにアクセスします。トップ画面の「外貨宅配サービス」のバナーをクリックし、申込フォームに必要事項を入力していきます。お客様の氏名や住所、電話番号、口座番号のほか、希望する外貨の金額と通貨の種類、受取希望日などを指定します。また、本人確認を兼ねて、キャッシュカード暗証番号の入力も必要となります。なお、外貨受け取りの際のご本人確認書類については、キャッシュカードまたは運転免許証など、写真付きの公的証明書をご用意ください。申込み受付後、指定の口座から外貨相当額の日本円が引き落とされ、ご希望の外貨現金が配送されるという流れです。
受取時の注意点
外貨宅配サービスでは、お客様が指定した住所に本人限定で外貨が配達されます。ご不在の場合は、不在票が投函されますので、記載された連絡先に再配達をご依頼ください。受け取りの際は、必ずご本人確認書類をご提示いただく必要があります。万が一、ご本人以外の方が受け取られた場合、トラブルの原因となりますのでご注意を。また、外貨の受取確認をもって取引完了となりますので、その場で過不足などをしっかりとご確認ください。一度お受け取りになった外貨は、原則として返品・交換ができません。急遽、旅行がキャンセルになった場合など、外貨を日本円に再両替する際は、三井住友銀行の店頭窓口をご利用いただく必要があります。その際、両替手数料がかかりますのでご了承ください。
以上が三井住友銀行の店舗とATMを賢く利用するための基本情報です。曜日や時間帯、設置場所などによって、手数料や利用限度額、利用可能なサービス内容が大きく異なりますので、日頃からよく確認し、上手に使い分けることが大切だと言えるでしょう。また、店舗やATMに加え、インターネットバンキングやテレホンバンキング、外貨宅配サービスなども積極的に活用し、それぞれのメリットを活かした銀行取引を心がけたいものです。各サービスの特性をよく理解したうえで、スマートにお金を管理・運用していただければと思います。三井住友銀行は今後も、お客様の利便性向上を目指し、より充実したサービス提供に努めてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。